■立原えりか



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再々入荷分、品切れ 立原えりか作品集 全7巻揃い 立原えりか 2巻・3巻に立原えりか献呈署名入り
装画・渡辺藤一 装丁・石川勝

思潮社 72年-73年・初版
8000円 ゆうパック送料サービス
B 帯6冊にあり(帯の一部イタミ) 函の背ヤケ 函ほかシミ 当時の定価 各780円

1 幸福の家 2 人魚のくつ 3 おばけものがたり(書きおろし長編)
4 木馬がのった白い舟 5 海からきたひと 6 天のひつじかい 7 喰人鬼の噴水(書きおろし長編)
「甘美な叙情的メルヘンの世界」(帯より)
扉、4枚のカラー口絵、カット(多数)など、造本も素敵。
解説・三木卓、山本太郎、谷川俊太郎、渋沢孝輔、鮎川信夫、大岡信。
1巻函ほかシミ、いくらかイタミはありますが、72-73年の古書としては普通の状態。なんといっても2冊に署名入りで(献呈先の書き込みあります)、立原えりかさんがお手にとった本であることはファンにとっては嬉しい、ですね。

各巻平均200ページ 菊判上製



cover再入荷分、品切れ 小さな恋物語 立原えりか 装丁・装画 渡辺藤一
サンリオ出版 昭和46年(71年)・初版
1000円
B カバー少イタミ 当時の定価 480円

「いつも何かに心をうばわれている、いつも何かに夢中になっている。相手かまわず恋をかんじている女の人が好きです。
でも、もっともっと好きなのは、ひっそりと心のおくで炎をもやしながら、じっと、恋する日を待っている女の子たち。
恋ってどんなものなのか、どういうふうにやってくるのかと、胸をときめかしている人たちです。
小さな恋物語は、すぐそばにあるのに、まだ気づかないでいる、恋をさがして、ちょっぴり疲れている人たちに、この本をささげます」(あとがき より)

ちなみに、再入荷分はやはり初版なのですが、カバーのデザインが異なります。
ハードカバー 157ページ サイズ 天地17.8センチ



cover再入荷 ガラスの花束 立原えりか 装丁・装画 渡辺藤一
サンリオ出版 昭和50年の6刷(初版は昭和46年(71年)
900円
B カバー カバー少イタミ 当時の定価 650円

春のモノローグ、夏のモノローグ、秋のモノローグ、冬のモノローグ・・・・・・
季節ごとの詩の花束。
渡辺藤一がさらさらっと描いたふうのイラストが味わい深い。

ハードカバー 126ページ サイズ 天地17.8センチ



cover再入荷 もうひとつの国の物語 立原えりか 装丁・装画 渡辺藤一
山梨シルクセンター出版部(サンリオ出版)昭和47年(72年)・初版
1000円
B カバー上部僅かにヨレ カバー袖はしオレすじ 小口僅かにシミ 当時の定価 650円

「「もうひとつの国」につちえ考えるようになってから、どのくらいになるでしょう。
たいていの少女がそうであるように、大人になりかけたころ、私はたまらなく、大人になることをきらいました。
日ごとにみにくいものになって行くようで、でも、大人になることを止めることは決してできなかった。
そんな、淋しくていらだたしい日に、はじめて、「もうひとつの国」をもったのです。
(中略)はじめのころ、私は「もうひとつの国」を、おかされてはならない、清らかなものとして必死にだきしめていました。
傷つくことや、汚されることをきらいました。
ところが、生きて行くことはもっとおおらかな、もっとあたりまえのことにすぎなかったのです。
傷や汚れが、容易につかないのが、もうひとつの国であることを、いつのまにか、私は発見したのでした。
童話は、あり得ないうつくしい国、無邪気なよその世界ではありません。
手をのばせばすぐそこにひらけているのです」(おわりに より)

ハードカバー 133ページ サイズ 天地17.8センチ



coverNEW! 妖精たち 立原えりか 装丁・装画 渡辺藤一
サンリオ出版 74年・初版
1100円
B カバー カバー上はし僅かにヨレ 当時の定価 680円

「「妖精たち」のことを、本気で考えるようになって、何年もたちます。
たいていの人たちは、妖精のありかどころか、そういうことばがあることさえ忘れはてて、大人になってしまうものなのに、私にはそれができません。(中略) そして、私のほかにも、いつまでも妖精たちとわかれられない人が、いるのではないでしょうか。
いいかげんに、ゆめみることを止めてしまった方がいいのではないか、妖精のありかなど忘れはててしまう方が、現実的には幸福ではないかというおそれと、ためらいが、この物語を書かせました」(あとがき より)

130ページほど 天地17.5センチ



cover再入荷 蜜のしずく 立原えりか作品集 立原えりか 装丁・装画 渡辺藤一
思潮社 76年・初版
2000円
B カバー カバー上部少ヨレ 当時の定価 1200円

「いずれも思春期の少年の心理をモチーフとしており、少年の異性に対する憧憬、断念、埋没の際の心の揺れようを実に巧みに描き出していると思われた」(「少年と愛のかたち」清水哲男 より)

ハードカバー 天地22.5センチ



cover品切れ 小さな花物語  立原えりか 装丁・装画 佐野洋子
じゃこめてい出版 77年・初版
1200円
B 筒函 カバー 筒函の白地部分に少ヨゴレ 当時の定価 880円

「一日にひとつずつ、花を(木もありますが)主人公にした物語を書きおろして、まとめました。48の物語を書いたあとでは、出会う人がみんな、草花や木に見えてきました。じゃこめてい出版の青木太郎さんはやせっぽちのポプラで、さし絵を下さった佐野洋子さんは紅い木蓮です。作者は世にも広大な庭園の持ち主になり得たようで仕合せでした」(あとがき)
カバー、さらに画像にありませんが楕円の窓があいた白い筒函つきで、窓からイラストがのぞく凝った造本。

ソフトカバー 210ページほど 天地17.8センチ



coverNEW! 六つのカバンの花物語  立原えりか 装丁・装画 久里洋二
サンリオ 77年・初版
4000円
B カバー 帯 当時の定価 680円

「バッグの中には、いつもそばにおいておきたい、大好きな大切なものが入っています。秘密の約束をメモしたノートも入っています。だから、中をのぞかれるのは恥ずかしい。この物語の、六つのカバンには、ゆめを入れました。のぞかれても恥ずかしくないゆめなので、開いてお見せします」(あとがき より)

ハードカバー 80ページほど 天地17.6センチ



cover再入荷分、品切れ 妖精たちの氷菓子 立原えりか 装丁・装画 渡辺藤一
角川書店 物語の贈りもの・3 昭和53年(78年)・初版
1100円
Bー 帯 カバー上はしヨレ 当時の定価 960円

「古めかしい洋菓子店で、不思議なおじいさんから少女が買ったのは、雪のような氷菓子。
それが、妖精の国への掛け橋となって、目の前に夢のような世界がひらけた。・・・・・・
表題作「妖精たちの氷菓子」他、可憐な鳥たちに託して、さまざまな愛の一断面を、
爽やかなメルヘンに結晶させた9篇の珠玉の作品集」(カバー より)

カバー上はしヨレがありますが、まだまだ長くお楽しみいただけそうな状態です。
ハードカバー 214ページ 天地19.3センチ



cover品切れ  赤い糸の電話 立原えりか 装画 落田洋子
青土社 84年・初版
1100円
B 帯 カバー少イタミ 当時の定価 1200円

「ことしの冬はひどく長かったので、大嫌いな寒さを忘れたいと思うあまりに、青ひげ公やジキルとハイドや、エリザベート・バートリの生涯に熱中していました。そのせいか、春になって新しい童話集にとりかかると、激しいのぞみの方が薄れて、おだやかできもちの良い物語ばかりが生まれたようです」(あとがき より)

ソフトカバー 180ページほど 天地20センチ



cover愛の質問箱ーしあわせな日をゆめみるあなたに 立原えりか 装丁・イラストレーション 司修
サンリオ 昭和51年(76年)
1100円
B 帯(帯の背部分ヤケ)当時の定価 650円

「昔むかしのこと、ギリシャに、パンドラという女の子がいました。
(中略)あるときから、パンドラは子どもでいられなくなります。
もうひとりの人や、愛について、考えはじめたときに。
パンドラは、決してとぎれることも消えることもない愛のゆめを見はじめ、いくつもの質問を抱きはじめます。
なぜ、どうして、どうすれば、どこに・・・・・パンドラはたずねます。
愛について語り、答えてくれるひとをもとめるのです。あなたのように。
そう、パンドラは、あなたなのです。質問しているのもあなたです」
(物語りをはじめる前に より)

巻末に「ひみつのおぼえがき」のメモ欄つき。
ソフトカバー 253ページ サイズ 天地 18.3センチ *



coverほんものの魔法 立原えりか 装丁・装画 渡辺藤一
青土社 79年・初版
1100円
B 帯 カバー少ヨゴレ 当時の定価 970円

「二カ月に一度、「ユリイカ」に童話を書くことになって、一年と少したちました。
「町のあかり」が、第一回目の作品です。そのころは、のびのびと書くことができませんでした。
「ユリイカ」はまじめな、漢字と知識のかたまりのような雑誌で、
まじめではあっても、ひらがなばかりで矛盾だらけの童話をおくすきまがあるだろうかと思ったのです。
ところが、回を重ねるにつれて、仕事は楽しくなりました。
数ページの間に、自分のくにを繰りひろげることができるのは、私にとってはいつも、幸福なできごとだったのです。
(中略)「愛の誓い」は、「ユリイカ」にのるはずのものでしたが、
書いているうちにいつもの枚数をこして、倍ほども長くなてしまいました。
それで、この作品だけが、書きおろしとして本におさまります。
あとの七篇は雑誌にのせたものです」(あとがき より)

ソフトカバー 221ページ 天地 20センチ *



cover小さな童話集 朝ごとの花束 立原えりか 装丁・装画 渡辺藤一
講談社 昭和54年(79年)・初版
1000円
B 帯 小口天僅かにシミ 当時の定価 850円

「収録した作品は、NHKラジオ「おはようジョッキー」の中で
「おはようメルヘン」つぃて放送されたものです」とのこと。
2ページ単位の「小さな童話」が78篇、詰まった1冊。
講談社文庫になる前の元本。

ソフトカバー 165ページ 天地 16.8センチ



coverうしろの正面だぁれ 立原えりか 装丁・装画 坂井眞理子
出帆新社 82年・初版
1000円
B 帯(帯ヨゴレ)カバー少ヨゴレ・スジ 後ろ見返しに購入日・記名あり 当時の定価 1200円

「煩雑な生活にすりきれた心を、ほっと暖かくする23篇。
今はもう妻であり母である著者が、家族を、そして
夢見がちだった娘時代を、優しい目で見つめ直します」(帯より)
書下ろしショートショート集。

ソフトカバー 277ページ 天地18.8センチ



coverしあわせな森へ 立原えりか 装丁・装画 渡辺藤一
青土社 83年・初版
1100円
B カバー上部ヨレ・少ヨゴレ 本文の一部、角少ソリ 当時の定価 1000円

「童話集を一冊、出版することができたら、ほかにはもう何ものぞまないと思っていた頃がありました。
この世のどこかしらに、私の作品を手にとってくれる人が、たったの一人でもいてくれたら、
どんなに幸福だろうと考えながら、花ざかりのサクラの木の下に立ちすくんでいたのは、ずいぶん昔のことのようです。
あのころ、人生やあこがれや夢を、ひどく重たいものだと感じていた私はいつのまにか消えました。
「雪の夜の流れ星」の女の子のように、ひたすら走って行きたいと願いはじめたことしも、
サクラの花が美しくゆれています」(あとがき より)
87年、講談社文庫になりましたが、初出本。

ソフトカバー 194ページ 天地 20センチ



cover品切れ いつか愛の河になりたい 立原えりか 装丁・山中冬児
柏樹社 75年・初版
1100円 ゆうメールでよろしかったら送料サービス
B 帯 カバー少ヨゴレ・少イタミ 当時の定価 880円

「母・立原えりかが、娘へ贈る半生の記。
幼年時代、青春時代の甘く切ない思い出が、美しいファンタジーになって、
さわやかに流れ出し、生きる意味と愛の真実を探りだす感動の抒情篇」(帯 より)

「夏がおわりかけた、九月の朝、娘が、私のとなりにきました。
娘というより、くしゃくしゃのサルのような、ちっぽけな赤ん坊でした。
(中略)子供から少女になり、もうひとりの人を愛して、母親というものになり
・・・・・・それ以上に、ひとりの女として経験できる愛はないはずでした。
私は生きて行く自信にあふれ、この人生というものが、
どこかでおかえしをしてくれるものだと、思い始めていました。
そして、「生んでと、たのんだおぼえはなかったのよ」と、
母にむかって叫んだことを、心の底から後悔したのでした」(エピローグ より)

カバーがザラザラした紙で、自然についた感じのヨゴレがあります。
本体は小口に僅かにシミあり、概ね良好。
ハードカバー 195ページ サイズ 天地19.4センチ *



cover愛の階段 立原えりか 絵・牧村慶子
サンリオ出版 サンリオ ギフト・ブック・シリーズ 74年・初版
1000円
B カバー少ヨゴレ 当時の定価 450円

右ページに詩、左ページはイラスト。
見開き単位で4色カラー、2色刷りが交互になっています。

扉にプレゼントする相手への名前など書き込めるようになっている「ギフト・ブック」。
「1967年12月、サンリオ出版では日本で初めて、よりよりコミュニケーションのための
贈物の本”ギフトミニブック”を発行しました」(辻 信太郎)

ハードカバー 48ページ サイズ 天地 15.8センチ



covercover再入荷分、品切れ 立原えりかのファンタジーランド 全16巻のうち15冊(16巻欠)立原えりか 装画・装丁 渡辺藤一
青土社 80年・初版
1万2000円 送料サービス
B 一部に帯 一部ハガキつき カバー少イタミ 少シミ 当時の定価 発売当時の定価、各780円

1 どこにもない動物園 2 おばけものがたり 3 空にもらった首飾り 4 いとしい人への花束
5 妖精たち 6 喰人鬼の噴水 7 風をよびとめて 8 小さな人の寸法は? 9 扉の向こうへ
10 つばさのおくりもの 11 おいでよ海に 12 おわらない祭り 13 ゆめのひとつぶ
14 手品のたねあかし 15 ほんものの魔法 (16 おさないともだちに 欠)
「立原さんはいつの時もだれにでもわかるやさしいことばで語りかけます。
ひとたび、本のページをめくると、この世ならぬ美しさとふしぎに満ちた世界がひろがります。
ため息とともに旅を終えたひとは、なぜかひとつ年をとったような気がするのです。
触ればこわれそうに見えて、その実、宝石の硬さを持つ作品の数々は、
それゆえいつの世にも変らぬ耀きを放っています。
そして、年とるほどにわたしをひきつけてやまないのです」(神沢利子)

本体はパール色のクロス装、小さなハート型の箔押し。背文字は銀箔押し。 14巻は小口シミ。カバーほか多少イタミ・ヨゴレがある本もありますが、
状態は概ね良好。まだまだ十分お読みいただけると存じます。
発送方法のご指定あります場合は、送料の一部ご負担ください。
平均184ページ 四六判変型 上製布装



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品切れ 立原えりかの童話塾 TEXT1-3 3冊 &それぞれの心に咲く花ー立原えりかの童話集塾生作品集③
ブックデザイン・イラストレーション 加藤孝子

日本通信教育連盟 生涯学習局 89年
4000円
 B+

ユーキャン「立原えりかの童話塾」講座でテキストとして利用されていたものです。
童話のこと、そしてわたしのこと
イメージをひろげる、どこまでも レッスン1-4
自分とはちがうものになってみる レッスン5
すぐ近く、手がとどくところに レッスン6-9
コラム1 イメージ・トレーニングのために
コラム2 原稿用紙の書き方(「テキスト1」より)

「テキスト3」には「よくばりは空想のつばさ」「物語を構成する」「キャラクターの魅力はあなたの魅力」
「コラム そろそろ投稿をと考えているあなたに 童話コンクールの傾向と対策」など。

「それぞれの心に咲く花ー立原えりかの童話集塾生作品集③」は
97年刊行。ディレクション&編集 立原えりか イラスト・安田隆浩。
「『立原えりかの童話塾』は、おかげさまで開講8年目。この塾生作品集も、ついに第3集を送り出すことができました。
この第3集は、これまでの第1集・2集と趣を異にし、コンクール受賞経験者や機関誌『ヒースランド』の投稿でおなみの人など、
特にめざましい活躍をしている塾生たちから作品を募集いたしました。
しかも、『それぞれの心に咲く花』というタイトルが示すように、テーマは全くの「自由」。
・・・珠玉の44編が収録されています」(まえがき より)

ハードカバー 天地21.6センチ 74ー110ページ 作品集は154ページ



cover品切れ なぎさの愛の物語 立原えりか 絵・渡辺藤一
サンリオ 78年・初版
900円
B+ 当時の定価 780円

「愛し合った人たちが必ず幸福になれるとはかぎらないと知ったのが、大人になってしまった証拠だったのかもしれません。
無邪気なハッピーエンドにあこがれながら、物語はいつも、かげってしまいます。
海の若者のものになってしまいたいとのぞみながら、現実の世界に手足をとらえられて、ためられてしまうなぎさは、この私なのかもしれません。
またひとつ、愛の物語を書き上げることができたのは、ゆめみずにはいられない、たくさんおともだちのおかげです」(あとがき より)
見開き単位で、カラーイラストと1色文字が交互になっています。美しいイラストがたっぷり。

ハードカバー 78ページ サイズ 天地17.8センチ



cover品切れ 海からきた少女 立原えりか 三国よしお・絵
ポプラ社 昭和51年(76年)
1700円
B カバー上部少ヨレ 小口天側僅かにシミ 当時の定価 800円

「いつまでも子どものままで、生きつづけることはできません。
だれでもが、まい日少しずつ、おとなになっていきます。
そしてあるとき、自分のほかのだれかを、愛してみたいと、願いはじめます。
(中略)人はみんな、もうひとりの人にめぐりあい、
ひとりぽっちで生きていたときは、ちがうものになる決心にせまられます。
ためらいながら、おそれながら、愛に近づいてしまうのです。
ためらい、おそれることの美しさを、わかってほしいと思いながら書きおわりました」(あとがき より)

ハードカバー 118ページ 22センチ



cover品切れ ふるさとははるかかなたの星 立原えりか 装丁・装画 磯部加代
出帆新社 83年・初版
1000円
B+ 当時の定価 1000円

「一篇の物語は、わたくしにとって、ひとつのラブレターです。
書き終えてしまった今も、わたくしはさおりで、シリウスを想っているのです。
けれど、かれははじめから、どこにもいませんでした。
クリスマスイブの町を、ひとりぽっちで歩かなければならない
わたくしのともだちに、このささやかな物語をささげます」(あとがき より)

各ページとも、周囲に淡いブルー色でアジサイの絵がくるり。
立原えりか言うところの「ふしぎな美しい絵」がたっぷりです。
ソフトカバー 196ページ 天地 19センチ



cover品切れ 恋する魔女 ロマンティックで残酷な物語 立原えりか 装丁・装画 宇野亜喜良
新書館 フォアレディース・5 66年 75年の10刷
3700円
B カバー少ヨゴレ 小口・本文少シミ 当時の定価 680円

「夏の終わり近くだったでしょうか、新書館の内藤さんからお電話があって、
「無邪気な悪女の物語を書いてみませんか」
と言われました。それは、たいへん楽しいしごとのようでしたから、
わたくしは、ふたつ返事でお引き受けしたものです。
ところが、あとで考えてみて、はっとしました。
長いこと、おつきあいしている内藤さんは、わたしくしの本性を、見破っていらしたのではないかと・・・・・・。
わたくしはこれまで、童話の本しか書いたことがありません。
(中略)けれど、いまは、王子さまも騎士も、むかしほど、わたくしの心を躍らせてはくれません。
夢みていたものは、この世のどこにも、ありはしない。現実には、王子さまもいなければ、騎士もいない。
わたくしは、それを知ってしまったのです。なんと、淋しいことでしょう。
そのくせ(だからこそ、かもしれませんが)、楽しそうな童話ばかり書いて・・・・・。
(中略)この本のなかではわたくしは意地悪をし、文句を言いました。
じぶんの、のぞみだったことですから、原稿はすらすらと、はかどりました。」(あとがき より)
本文の合間に、宇野亜喜良の1ページ大、カラーイラストが4葉。

181ページ 天地17.2センチ



cover品切れ 風のかたみ 立原えりか アートディレクト 宇野亜喜良
写真・斎藤亢 写真構成・原田維夫

新書館 フォアレディース・15 73年・新装版初版 76年の2刷
1200円
B 当時の定価 650円

「フォア・レディース、と名づけられた、このシリーズに加えていただくのは、三度目になります。
ーーこんどは、悲しい物語を書いてくださいーーと、新書館の白石さんに言われたとき私は少し困りました。
悲しいことは、とてもとてもたくさんあって、もう、書く必要さえないのではないか、
毎日生きて、暮らしてゆくこと自体、悲しいことだと思うときもあるくらいなのだから、
その上、悲しい物語なんて、書けないのではないかと思ったのです。
けれど、もしかしたら、私が悲しい物語と思いながら書いたこの本が、
読んで下さるかたのなぐさめになることだってあるかもしれない。
少しは、心のすみっこをくすぐることもできるかもしれない」(あとがき より)

168ページ 天地17.2センチ



cover品切れ 砂糖菓子のかけら 立原えりか 表紙・イラストレーション 山口はるみ アートディレクト 宇野亜喜良
新書館 フォアレディース・29 69年 74年の7刷
2800円
B 当時の定価 550円

「三年ほど前から、NHKの「夢のハーモニ-」のために、小さな詩のようなものを書いています。
詩というよりは、朗読される、ほんとにみじかい物語といった方がいいかもしれません。
(中略)放送されたもののうちから、気に入っているものを何篇か、集めました。
どのページをひらいても、そこには、やさしいものがみちている。
あたたかいものがただよっている・・・・・・そんな本になってくれたらと願っています」(あとがき より)
本文の合間に、1ページ大のカラーイラストが4葉。

133ページ 天地17.2センチ



cover品切れ 愛する 立原えりか 装丁・挿絵 佐野洋子
鴇色書房 昭和52年(77年)・同年の2刷
1000円
B 帯 カバー上部少ヨレ・少ヨゴレ 当時の定価 780円

「いくつかの本があり、ものを書いています、と言えても、私にはゆるぎのない自信がありません。
これでよかったのかしらと、考えない日はないのです。
よかったとも言いきれないし、これではいけないとも思えなくて、いつまでもふらふらとさまよっています。
この本も、さまよいながら書きました。活字になってしまった今も、少しとまどっています。
これまで私がつきあってきた童話とはずいぶんちがうからです。
ここにおさめたものは、生きて行くことに対しての、ささやかな感想文です。
精いっぱい歩いていながら、いつまでたっても、これでいいのかしらと立ちどまってしまう、
もっと美しい場所にたどりつきたいとねがいながら、遠まわりばかりしてしまう、
あたりまえの、ひとりの女のモノローグです」(あとがき より)

ソフトカバー 204ページ サイズ 天地17.7センチ



cover品切れ 愛のメルヘン 立原えりか 絵・牧村慶子
サンリオ出版 サンリオ ギフト・ブック・シリーズ 75年・初版
1400円
B カバー少ヨゴレ 当時の定価 500円

メルヘン7篇がおさめられたポケットサイズの本。
諏訪優の解説に引かれている文章にこうあります。
「私が書きつづける童話の芯に、道造サンがいます。
彼を知らなかったら、私は童話作家にならなかったはずですし、
恋人とよべるほど彼の世界を愛さなかったら、こんなに長く、書きつづけることもできなかったと思います」
(「ユリイカ」立原道造特集 一九七一年六月号)

ハードカバー 135ページ サイズ 天地 15.8センチ



cover品切れ 文庫 立原えりか童話集Ⅰ・木馬がのった白い船 立原えりか童話集Ⅱ・まぼろしの祭り 2冊
 立原えりか 挿絵・渡辺藤一

角川書店 角川文庫 昭和50年(75年)・初版
900円
B まぼろしのーカバー背部分ヨレ 当時の定価 各260円

解説・山室静・吉原幸子